パソコン周辺機器の製造販売を手がけるサンワサプライから、パソコンやスマートフォンなどの端末と接続できる小型のモバイルプロジェクター「400-PRJ023」が発売された。
本製品は、名刺入れよりも小さい手のひらサイズのモバイルプロジェクターで、プレゼン資料や報告書の投影などビジネスシーンで使えるほか、スマホに保存された写真などを自宅のリビングに投影して家族や知人と鑑賞するなど、さまざまなシーンで活用できる便利なアイテムだ。

光沢のあるブラックでスタイリッシュなデザイン
裏には三脚に設置できるネジ穴を搭載
本体サイズは9.8cm×7.5cmほどの大きさで、厚みはわずか1.35cm。ビジネススーツの外ポケットや内ポケットにも収納できるコンパクトサイズで、スマホ感覚で持ち歩くことができる。
スピーカーを内蔵しているため動画再生の音声をそのまま出力することもできるが、3.5mmのステレオミニジャックも搭載しているので、イヤホンやスピーカーと接続して音声を出力することも可能だ。
実際に投影するとどれくらいのサイズになるのか気になるところだが、投影距離を調整することで最大約60インチの大画面サイズで投影することができる。フォーカスダイヤルが付いているので簡単にピント調整ができるほか、明るさは最大30ルーメン、プロジェクターの表示パネル方式には色の再現性に優れたDLPを採用している。
またプロジェクターといえば投影中の動作音が気になるところだが、本機は静音を考慮したファンレス仕様になっているので、静かな場所で利用しても気にならない。
バッテリー電池で連続使用できるのは最大2時間となっているが、コンセントから充電しながら投影できるので、電池の残量を気にすることなく長時間使用することも可能だ。パソコンからUSB給電しながらの使用にも対応している。
パソコンやDVD、ブルーレイプレーヤー、microHDMIを搭載したタブレットやスマホ端末などは付属のケーブルで接続できるが、iPhoneやiPadは別売りのApple Digital AVアダプタを、MHL対応のスマートフォンの場合はMHL変換アダプタを別途購入する必要があるので注意が必要だ。
このモバイルプロジェクターは、三脚などを使えば天井に投影することも可能。旅行先に持っていけば寝ながら映画などを大画面で楽しむこともできそうだ。