ECサイト大手のAmazonは11月8日、スマートスピーカー3種「Amazon Echo」「Echo Plus」「Echo Dot」の日本国内向け販売を正式に発表した。
Echoシリーズは、同社がアメリカで提供しているクラウドベースの音声サービス「Alexa(アレクサ)」を日本語対応させた、声で操作できる音声スピーカーだ。
遠隔音声認識技術を搭載しているため、部屋中の様々な場所から発せられる「Alexa(アレクサ)」という言葉を検知することができ、検知するとEcho本体のライトがブルーに光り音声操作が可能な状態へ移行する。
あとはAlexaに話しかけるだけで、質問への回答や音楽の再生、ニュースの読み上げ、タイマーやアラームのセット、カレンダーのチェック、スポーツの試合結果の確認、さらには、部屋の照明のコントロールなど、日常のさまざまな場面でサポートしてくれる。
現時点でAmazonが公表している、音声でコントロールできる操作は以下のとおり。
ニュースを聞く、天気の確認、音楽を再生、Amazon Music Unlimited(アマゾン・ミュージック・アンリミテッド)の利用、スマートホームをコントロール(要対応製品の購入)、質問する、お気に入りのスポーツチームの情報のフォロー、タイマーやアラームを設定、ショッピングリストとTo-Doリストの作成、Googleカレンダーへの予定の追加や読み上げ、など。
Echoシリーズ3つのモデルの違いは、サイズの大きい順に「Echo Plus(17,980円/税込)」「Amazon Echo(11,980円/税込)」「Echo Dot(5,980円/税込)」となっており、サイズが大きいほど音響効果に優れ、価格も高くなる。
また、一番大きい「Echo Plus」は3つの中で唯一、スマートホームハブが内蔵されているモデルで、「Echo Plus」と互換性のあるスマートホームデバイスと簡単に接続することができる。例えば「アレクサ、私のデバイスを見つけて」と話しかけると、追加のハブやアプリケーションを用意することなく、自動的に対象のデバイスを探したり、互換性のある照明の設定を行ったりすることができる(現時点では近距離無線通信規格のZigBeeに対応したPhilips Hueが対象)。
Echoシリーズの筐体は部屋の空間に自然に溶け込む調和性の高いデザインになっており、モデルごとにそれぞれ異なるカラーバリエーションが用意されている。
Echo Plus
左から「シルバー」「ホワイト」「ブラック」
Amazon Echo
左から「ヘザーグレー」「サンドストーン」「チャコール」
Echo Dot
左から「ホワイト」「ブラック」
Echoシリーズの購入は現時点では招待制となっており、まずはAmazonで招待メールをリクエストする必要がある。Amazon側から招待されると数週間以内にEメールが届くので、後はAmazonでカートに入れれば購入することができる。