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ナショナルジオグラフィック2017年10月号、表紙はトナカイの民ネネツ

ナショナルジオグラフィック2017年10月号、表紙はトナカイの民・ネネツ人 書籍

ナショナルジオグラフィックの2017年10月号(日本版)が9月30日(土)に発売される。

表紙はネネツ・トナカイの民の苦境 by ナショナルジオグラフィックの2017年10月号(日本版)

ナショナル ジオグラフィック誌は、米国ワシントンD.C.に本部を置く世界最大級の非営利の科学・教育団体ナショナルジオグラフィック協会が1888年に会員誌として創刊して以降、これまでに1万件以上の研究・調査プロジェクトを支援し、大地・海・空に広がる世界の地理知識向上に貢献してきた。

例えば歴史的に有名なナショナル ジオグラフィック協会支援の探検・調査活動としては、「インカの空中都市マチュピチュの発見」「探検家ロバート・ピアリ、初の北極点到達」「アポロ11号の月面着陸」「ジェーン・グドールの野生チンパンジー研究」「植村直己の北極点単独行」「大西洋に沈む豪華客船タイタニック号の発見」などが知られ、過去128年間でなんと1万件以上にものぼる。

その日本版である「ナショナル ジオグラフィック日本版」は1995年4月に初めての外国語版として創刊され、現在はイタリア語、ギリシア語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、ポルトガル語、韓国語などおよそ40の言語で発刊。日本では読者の平均世帯年収が高く、高級誌の一角として存在感を放っている。

今号の特集は本誌の表紙を飾る「ネネツ トナカイの民の苦境」をはじめ、「スポーツハンティングの功罪」「異教のヤズディ」など全6本で構成され、いずれも見応えのある内容となっている。

■ネネツ トナカイの民の苦境
ロシアの極北地方でトナカイの遊牧を続けてきたネネツの人々は、毎年、放牧地を求めて1200キロを移動する。だが今、気候変動と天然ガス開発という壁が行く手を阻みつつある。

■スポーツハンティングの功罪
動物を救うために殺してもいいのか。娯楽のための狩猟をするハンターが落とす金は、野生動物保護の資金源とされているが、それが本当に役立っているかどうかは不確かで、希少な動物を殺すのは本末転倒だと避難する声が高まっている。

■異教のヤズディ
過激派組織の攻撃を逃れて、イラク北部の故郷を離れた少数民族・ヤズディ(ヤジディ)の人々。林典子のレポートから、ニュースでは報じられない人間の物語が浮かび上がってくる。

■よみがえるメキシコの海
メキシコ北西部のバハカリフォルニア半島では、漁師たちが自ら漁を制限して、豊かな資源と暮らしを守る地域があるという。

■「エコ都市」を目指すドバイ
超高層ビルや巨大なモールなどが立ち並び、大量のエネルギーを消費しているドバイが、炭素排出量の大幅な削減に取り組んでいる。

■国境の壁
米国とメキシコの国境沿いに築かれた壁やフェンスは、二つの国を隔てるだけでなく、全米の世論をも分断している。

出版社: 日経ナショナルジオグラフィック社
頁数 : 154ページ
判型 :B5変型判(254mm×175mm)
発売日: 2017年9月30日(土)
定価 :1,010円(税込)

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