ナショナルジオグラフィックの2017年11月号(日本版)が10月30日(月)に発売される。
ナショナル ジオグラフィック誌は、米国ワシントンD.C.に本部を置く世界最大級の非営利の科学・教育団体ナショナルジオグラフィック協会が1888年に会員誌として創刊したのが始まりだ。現在は日本語、イタリア語、ギリシア語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、ポルトガル語、韓国語などおよそ40の言語で発刊している。
先月発売された日本版の2017年10月号では「ネネツ トナカイの民の苦境」をはじめ、「スポーツハンティングの功罪」「異教のヤズディ」「よみがえるメキシコの海」「エコ都市を目指すドバイ」「国境の壁」などの特集が組まれていた。
11月号の特集は「太古の空のモンスター」「地上でいちばん幸せな場所」「ジェーン・グドールの素顔」「迫害されるロヒンギャ」「アフリカ南部巨大湿原の未来を守る」「アパートの廊下の希望」の6本構成で、付録に「太古の空のモンスター」のポスターが付いてくる。恐竜好きな人には嬉しい特典だ。
2017年10月号(日本版)の特集
■太古の空のモンスター
表紙を飾るのは脊椎動物として最初に空を飛んだ翼竜で、表紙に描かれている翼竜はそれぞれ別時代の種だ。近年、相次ぐ化石の発見によって、今まで謎に満ちていた姿や生態が明らかになりつつある。
特製付録:翼竜1億6300万年の進化
■地上でいちばん幸せな場所
デンマーク、コスタリカ、シンガポール。世界幸福度ランキングで上位に入るこれらの3ヶ国で、幸せに暮らせる秘訣を探った。
関連:日本でいちばん幸せな場所
■ジェーン・グドールの素顔
チンパンジーの研究で知られる世界的な霊長類学者・ジェーン・グドールの素顔が、忘れられていた未公開映像から浮かび上がってきた。
■迫害されるロヒンギャ
激しい弾圧に苦しみ、今まさにミャンマーからバングラデシュに逃れ続けているロヒンギャの人々。避難先に安らぎはあるのか、その実態に迫る。
■アフリカ南部巨大湿原の未来を守る
アンゴラの高原地帯を水源とし、ボツワナに広がる世界最大級の湿地帯オカバンゴ・デルタ。上流域の開発が進むなか、豊かな生態系の保全を目指して大規模な調査が進められている。
■アパートの廊下の希望
フィリピン・マニラの貧しい地区にある公営アパート。そこには、苦しい生活の中でも希望を見つける人々がいた。
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