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100年後も見たい、日本の動物園で会える絶滅危惧動物40種を収録

100年後も見たい、日本の動物園で会える絶滅危惧動物40種を収録 書籍

40の言語で発刊されているドキュメンタリー雑誌・ナショナルジオグラフィックの別冊シリーズをご存知だろうか。

特定のテーマごとに深堀した記事をまとめて掲載するシリーズで、これまでに「科学で解き明かす超常現象」「魅惑の財宝伝説 失われた黄金と宝石の謎」「宇宙48の謎 地球外生命体を探せ」「先端科学の現場で見る人体の神秘」など、興味深いテーマの特集を組んで発刊している。

そのシリーズ第7弾が2017年10月16日(月)に日本で発売された。テーマは「100年後も見たい動物園で会える絶滅危惧動物」だ。

100年後も見たい 動物園で会える絶滅危惧動物 (ナショナル ジオグラフィック 別冊)

ジャイアントパンダが絶滅危惧動物であることは比較的知られているが、動物園には他にもコアラ、キリン、ゾウといった人気の高い動物から、カンムリシロムクやビントロングなど知名度の低い動物まで、絶滅に瀕した多くの動物が存在する。

本書ではそんな絶滅危惧種の中から、日本の動物園で見られる40種を紹介。

ユキヒョウの解説ページ by 100年後も見たい 動物園で会える絶滅危惧動物

各動物には名称や学名に加えて、生息地域、サイズ、食性、豆知識、絶滅の可能性について国際自然保護連合による基準などが記載されているほか、その動物が見られる主な日本の動物園、そして各動物の見どころや絶滅の危機に追い込まれてしまった原因などを詳しく解説している。

カンムリヅルの解説ページ by 100年後も見たい 動物園で会える絶滅危惧動物

話は少し逸れるが、ナショナルジオグラフィックには、ジョエル・サートレイというベテラン写真家がいる。

米国にある自宅で癌を患った妻の看病と子どもたちの世話をしながら写真撮影を続けている彼が進めているのが、世界中の動物種の保護を支援する「フォト・アーク(Photo Ark)」というプロジェクト。その名のとおり、写真版「ノアの箱舟」とも言える構想だ。

過去に世界各国の動物園や水族館で撮影した動物は約5,400種にも達しているが、彼は飼育されている生物1万2000種、すべてを記録しようとしており、本書はその「フォト・アーク」プロジェクトの一環として刊行。絶滅の危機に瀕している動物を知って、関心を持ってもらいたいという氏の想いが込められている。

主な内容

■絶滅危惧種とは何か
絶滅危惧種についての解説ページ by 100年後も見たい 動物園で会える絶滅危惧動物

■動物園で見られる希少動物40種
ジャイアントパンダ/アジアゾウ/グレビーシマウマ/スマトラオランウータン/ヒクイドリ/スマトラトラ/インドサイ/カンムリヅル/セスジキノボリカンガルー/マンドリル/チーター/アオキコンゴウインコ/タスマニアデビル/ダイアナモンキー/アメリカマナティー/チンパンジー/オカピ/ワオキツネザル/インドライオンビントロング/コキサカオウム/リカオン/アダックス/キリン/スナドリネコ/カンムリシロムク/コアラ/ユキヒョウ/キンシコウ/オオアリクイ/レッサーパンダ/コビトカバ/レッサースローロリス/ハワイガン/ボウシテナガザル/マレーバク/ウンピョウ/ゴールデンライオンタマリン/フンボルトペンギン/ニシゴリラ

カンムリヅルの解説ページ by 100年後も見たい 動物園で会える絶滅危惧動物

■動物園はノアの箱舟
■種をつなぐ取り組み──動物園と「保全」
■フォト・アークとジョエル・サートレイ

付録にはA5サイズの特製クリアファイルが付いてくるほか、日本や各国の動物園の取り組みも記事で詳しく紹介している。

100年後も見たい 動物園で会える絶滅危惧動物
発売日:2017年10月16日発売
出版社:日経ナショナルジオグラフィック社
サイズ:天地283mm×左右195mm

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