Panasonicから液体洗剤や柔軟剤を自動で投入したり、スマートフォンで運転操作ができるドラム式洗濯乾燥機「NA-VX9800L/R」が2017年10月1日に発売された。
共働きの増加により、「家事を効率化したい」「もっと家事を分担したい」というニーズが増え、家電製品においては作業の時間短縮や簡素化などによる手軽さが求められているが、洗濯から乾燥まで自動で出来るドラム式洗濯乾燥機において、使うたびに発生する洗剤や柔軟剤の投入作業はこれまで自動化できていなかった。
本製品は洗浄や乾燥機能の性能はそのままに、業界で初めて「液体洗剤・柔軟剤自動投入」機能を搭載したモデルだ。
事前に初期設定をしてタンクに液体合成洗剤と柔軟剤を入れておくだけで、洗剤等の計量や投入の手間を減らして適量を自動で投入することができる。
液体合成洗剤や柔軟剤は製品ブランドや温度環境などにより粘度が異なり、ブランドごとに適量も変わってくるが、本機では新たに開発されたピストン方式の自動投入機構により、投入量のばらつきを抑えてくれる便利な機能も有している。洗剤・柔軟剤残量のセンサーを搭載しているので、残量が一定量になると「残量少」を知らせてくれるのも確認の手間を減らす効果と考えることができる。
また、時短や簡素化の視点から、「スマホで洗濯」アプリを使ったスマートフォンによる操作に対応(IoT化)しているのも見逃せないポイントだ。
洗濯物を入れて遠隔ボタンを押しておけば、外出先から運転予約の設定や状況の確認、終了時刻の変更などが行えるため、帰宅時間や予定にあわせて洗濯から乾燥までを終わらせておくこともできる。家族間での操作共有も可能だ。
アプリを起動していない時でも、スマートフォンの画面上に状況が表示される「ステータス通知」を設定することもできる。
さらに、「ナノイー」の約10倍のOHラジカルを生成する「ナノイーX」をパナソニック洗濯機で初めて搭載し、約1kgの衣類に付着した花粉を約1時間で抑制する「花粉ケアコース」や、予約中や遠隔操作待機中に洗濯物を槽に入れたままでもニオイを抑える「洗濯かごモード」機能を新たに搭載している。花粉やニオイが気になる人には試してみたい機能だろう。
製品はドラムの扉が左開き(L)/右開き(R)どちらのモデルも用意されているほか、カラーバリエーションはノーブルシャンパン(N)とクリスタルホワイト(W)の2色がラインナップしている。

クリスタルホワイト(W)
品名:ななめドラム洗濯乾燥機
品番:NA-VX9800L(ドア開閉:左開き)
:NA-VX9800R(ドア開閉:右開き)
容量:洗濯・脱水11.0 kg/乾燥6.0 kg
発売:2017年10月1日