ぬいぐるみがお喋りできるようにするボタン型スピーカー「Pechat(ペチャット)」に、子育てを支援する新たな機能「あかちゃんモード」が搭載された。
Pechatは大手広告代理店・博報堂によるデジタルデバイス企画事業で、ぬいぐるみに装着して専用スマホアプリで操作すると、まるでぬいぐるみがおしゃべりをしているような効果を生み、ぬいぐるみを通じて子供とコミュニケーションを取れるボタン型スピーカーだ。
内緒話をしたり、歌を歌ったり、お昼寝に誘ったり、様々な使い方で子どもの心を通わせる力を育むことができる。
新たにPechatに搭載された機能は「あかちゃんモード」。
子育て世代の負担軽減を目的に、赤ちゃんの泣きやませや寝かしつけに特化した機能で、16種類の音で寝かしつける「泣きやみ音楽・おやすみ音楽」と、泣き声や物音を検知してスマホに通知してくれる「泣き声検知機能」2つの機能を搭載している。
その詳細を紹介していこう。
泣きやみ音楽・おやすみ音楽
本機能をONにしておくと、Pechatが赤ちゃんの泣き声を検知。自動的に内蔵されているメロディーや音声を流したり、パパやママの声を録音・再生して、赤ちゃんを安心させることができる。
収録されているメロディーや音声は全部で16種類あり、「日本音響研究所」による監修のもとに制作した、泣き止ませや寝かしつけに効果のあると考えられるものばかりだ。
日本音響研究所とは音声・音響研究の権威で、主に裁判所や警察、検察、弁護士事務所からの依頼で音の測定及び分析、音声鑑定、音に関するコンサルティングを行う研究機関だ。赤ちゃんの泣き止む音声を搭載した商品の開発・監修をはじめ、企業の研究機関との基礎研究、開発部門との共同開発なども行っている。
泣き声検知機能
この泣き声検知機能をONにすると、Pechatが泣き声や物音を検知して、スマホからアラート音を発して知らせてくれる。
洗濯や掃除、トイレなど、赤ちゃんから少し離れたところにいて様子がわからない時でも、スマホさえ持っていれば異変に気づきやすくなる便利な機能だ。
泣き声を検知した際に、自動で泣きやみ音楽を再生させることもできる。
その他にも、今回のアプリのアップデートにあわせて、以下の機能の追加・改修を行っている。
■お気に入り機能を追加
好きなセリフや歌、お話をお気に入りリストに登録できる
■プレイリスト機能を追加
好きなセリフや歌、お話をプレイリストに登録して、連続で再生したりランダムで再生したりできる
■おなまえボタンを追加
タップすると登録した名前を呼んでくれるボタンをアプリ画面に追加
■声でおしゃべり機能を改修
スマホに吹き込んだ声をリアルタイムでPechatから流すことができるようになった
■セリフ・歌・お話を追加
セリフリストに、11のカテゴリーを追加。また、ストアに歌を5セット計17曲、お話を10話追加。
※歌・お話は有料
既にPechatの製品を持っている場合は、専用アプリをアップデートするだけで、無料で「あかちゃんモード」やアップデートされた機能を利用することができる。