2017年10月5日にLINE株式会社から「Clova WAVE」が、翌10月6日にはGoogleから「Google Home」が発売されるなど、国内でスマートスピーカーの発売が相次いでいる。
また、Amazonからは「Amazon Echo」が年内に発売される予定で、Appleが既に発表している「HomePod」も今後日本で発売される可能性がある。
そこで本記事では各社のスマートスピーカーを紹介し、随時情報を追加していく。
なお、スマートスピーカーを制御するソフトウェアは随時アップデートされ、対応するコンテンツやサービスなども拡充されていく仕組みとなっているため、スマートスピーカーの使い勝手はどんどん進化していく。そのため、製品比較による優劣も時を経るごとに変化していく可能性があるだろう。
一方、各社が持つ独自サービスとの連携は大きな差別化となるはずだ。
LINEのスマートスピーカー「Clova WAVE」
コミュニケーションアプリの「LINE」が提供する「Clova WAVE(クローバ ウェーブ)」は、同社が開発したAIアシスタント「Clova」を搭載したスマートスピーカーで、「LINE MUSIC」が提供する世界最大規模の4,000万曲以上の音楽再生ができる「音楽」機能を軸に、占いやニュースの読み上げ、赤外線コントローラーに対応するTVのリモコン機能などを音声操作することが可能だ。
また、本機発売のタイミングと同時に、新たに「Clova WAVE」専用のLINEアカウント(LINE家族アカウント)を作成して、そのアカウントを通じて「LINE」メッセージの読み上げや送信を行うことも可能となった。
今後は、声による話者の認識、音声翻訳、カレンダー管理、メモ帳機能、ショッピング、デリバリー、タクシー配車、radikoのラジオ再生、経路検索、鉄道運行情報、童話朗読、などの機能を随時拡大していく予定だとしている。
※最終更新:2017年10月7日
Googleのスマートスピーカー「Google Home」
ウェブサービス大手のGoogleが提供する「Google Home」は、同社が開発したAIアシスタント「Googleアシスタント」を搭載したスマートスピーカーだ。
「OK Google」と話しかけると、Google検索を利用するような感覚で調べ物ができるほか、音楽の再生、毎日の予定の管理や自宅のスマートデバイスを操作することができる。
高度な音声認識技術により人の声を聞き分けることができ、「ボイスマッチ」機能で最大6名まで各自のGoogleアカウントを一台のGoogle Homeに登録することが可能。例えば「今日の予定を教えて」とGoogle Homeに聞いた場合は、その人の声を認識して、その人がGoogleカレンダーに登録している予定だけを答えてくれる。
現時点で対応しているサービスはNetflix、Spotify、Google Play Musicなどのサービスに対応しているほか、Philips Hue、Googleカレンダー、Google Chromecastなど。
Google HomeはChromecastに対応しているため、100種類を超えるChromecast対応のスマートフォンアプリのコンテンツをGoogle Homeに直接ストリーミングして楽しむことができる。
※最終更新:2017年10月7日
Amazonのスマートスピーカー「Echo」シリーズ
ECサイト大手のAmazonが提供するのは「Amazon Echo」「Echo Plus」「Echo Dot」の3種類。
部屋中の様々な場所から発せられる「Alexa(アレクサ)」という言葉を検知することができ、検知後にライトがブルーに光ったら音声操作が可能になる。
あとはAlexaに話しかけるだけで、質問への回答や音楽の再生、ニュースの読み上げ、タイマーやアラームのセット、カレンダーのチェック、スポーツの試合結果の確認、さらには、部屋の照明のコントロールなど、日常のさまざまな場面でサポートしてくれる。
4000万曲以上の楽曲が揃ったAmazon Music Unlimited(アマゾン・ミュージック・アンリミテッド)に対応しているほか、クックパッドやJR東日本など100以上のパートナーから250以上のスキル(機能)が提供。今後も数多くのスキルが追加される予定となっている。
※最終更新:2017年11月9日